【号外!!】深川伊勢屋本店ビルが建て替えへ

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地域に愛され続けてきた老舗が、次の百年に向けて歩み出します。

東京・門前仲町、富岡八幡宮のすぐそばに佇む老舗和菓子店「深川伊勢屋 本店」(江東区富岡1-8-12)の建物が、このたび新築建て替えのため取り壊されることが明らかになりました。新しい店舗ビルの竣工は2028年を予定しており、地域の人々の記憶に刻まれた歴史ある建物がいったん幕を閉じることになります。

■ 明治40年創業──地域とともに生き続ける和菓子店
「深川伊勢屋」は、1907年(明治40年)創業。一世紀以上にわたって、和菓子を通して季節の移ろいや人生の節目に寄り添い続けてきました。深川不動堂の参道入口という立地もあり、初詣や深川八幡祭り、七五三など、さまざまな場面で“地域の味”として親しまれてきました。

看板商品である豆大福は、ふっくらした赤えんどう豆とほどよい塩気のあんこが特徴。お赤飯やのり巻き、季節の上生菓子など、和菓子にとどまらない豊富な品揃えで、世代を超えて愛されてきた存在です。

■ 店舗の建て替えと新たなスタート
長年にわたり、味だけでなく“佇まい”でも親しまれてきた本店ですが、来年2026年の2月、節分祭の直後に取り壊し工事を開始。新ビルの着工予定は2026年12月。新ビルの完成は2028年を予定しています。現在のビルは7階建てで、1階と2階を店舗として使用していますが、新ビルは10階建てになるとのこと。

現時点では、仮営業店舗などの情報は、まだありません。続報、詳細が分かり次第、お伝えさせていただきます。

■ 次の100年も、変わらぬ味とともに
これまで幾多の時代の変遷をくぐり抜け、深川の町とともに歩んできた「深川伊勢屋」。建物は新しくなっても、受け継がれる職人の技と心はそのままに、これからも変わらぬ味を届けてくれることでしょう。

2028年、新しい「深川伊勢屋 本店」がどんな姿で戻ってくるのか──。地域の期待がふくらむなか、これからの“伊勢屋の物語”がまた新たに始まります。

■ 店舗情報
店名:深川伊勢屋 本店
住所:東京都江東区富岡1-8-12
アクセス:東京メトロ東西線「門前仲町駅」1番出口より徒歩1分
営業時間
【販売】8:30~20:00
【お食事処】11:00~17:00 (ラストオーダー16:15)
定休日
【販売】不定休
【お食事処】火曜日(縁日・祝日の場合は変更あり)
公式サイト:https://www.iseya.ne.jp/