1958年創業(創業65年)、餃子百名店2019選出、東陽町の老舗名店が富岡で復活!
宝家(富岡1-1-4)
餃子定食(手作り餃子8個)(1200円)
宝家さんが創業された1958年と言えば、巨人の長嶋茂雄選手が4打席4三振デビューし、川上哲治選手は引退。国鉄初の電車特急「こだま」が運転を開始し、聖徳太子像の新1万円札が発行された年でございます。なんかすごいですね!
宝家(元・東陽3-20-5)さんが復活した場所は、富岡1-1-4、2022年11月1日(火)にオープンした「和牛焼肉酒場 勝」さんの店内。昼時間を間借りして2023年7月7日(金)オープンしました。
メインはもちろん餃子!
★店内で食べるカタチ
※ご飯・中華スープ・お新香付
※ニンニクあり、なしを選択可能
■手作り餃子8個+チャーシュー3枚 1200円
■手作り餃子8個 1100円
■手作り餃子5個+チャーシュー3枚 1000円
■手作り餃子5個 900円
★もう少し食べたいカタチ
追加餃子5個 450円
追加チャーシュー3枚 280円
ご飯おかわり 100円
移転復活後初訪問も、迷わずメニュー一番上を選択。餃子は注文後、ひとつずつ丁寧に手作業で包まれます。包みたてで焼き立て!なかなかコレが出来るお店が少ないのよね。
丁寧な手作りだけど、さすがの手際の良さで、全然待たされずに「手作り餃子8個+チャーシュー3枚(ニンニク入りのカタチ)」(1200円)が出てまいりました!ひゃー!美しい!
キレイな店内、落ち着いた雰囲気、ゆっくり美味しい餃子を楽しめて大変ウレシー!真っ白ご飯は千葉県産コシヒカリの新米でした。ウマーイ!
さて、その場で伸ばす薄皮で作る宝家さんの手作り餃子は、よく見ると両端が完全に閉じていません。最近の主流となってしまった肉汁ブシュー系餃子とは一線を画し、宝家さんの餃子は独自の道を歩んでいます。もちろんワザとそうしているのですが、知らない人は、包み方がユルい、と感じるかもしれません。
宝家さんの餃子の餡は、香り高い生姜、大蒜、ニラ、ネギなどの薬味と野菜、肉がたっぷり。この餡を、完全に閉じて包むと、小籠包のように肉と野菜から発生したスープが薄皮を破って流れ出してしまいます。
(スープたっぷりへにゃ系薄皮でも美味しい餃子はあります。有名なのは「餃子の雪松」さんかなー。江東区内に無人冷凍餃子直売所があって、餃子の雪松 北砂店(北砂4-14-17)で購入できます。こちらもオススメ。ちなみに、雪松さんの餃子のレシピには、へにゃって餃子同士がくっついて皮が破れてしまうので餃子と餃子の間隔を空けて焼くように指示が書かれています。ワシ、なんか餃子おたくみたいになってきてるwwwデュフフ)
もちろん、スープたっぷりでへにゃってない餃子も存在しますが、それは、皮が厚いか、肉汁というより野菜の旨味が少ない肉の脂が多いスープが入っている可能性が高いです。
包む時に両端が開いている餃子は、一旦、肉と野菜のスープが鍋の中に出て、余分な水分が飛んだ後、凝縮された旨味が皮に戻っていきます。だから宝家さんの餃子は皮までおいしいのです。
皮パリパリ肉汁餃子が一般に浸透してしまったお陰で、宝家さんの餃子も、パリッとしていなくて柔らかい、という評価を受けがち。焼き目はキチンと付いているのですが皮全体に旨味スープが染み込んでいるため、そうした印象が強くなってしまうみたい。
繰り返しますが、でも、この絶妙な焼き加減が、宝家さんの「美味しさのカタチ」なのです!
そして、復活した宝家さんで、もうひとつ評判となっているのが絶品「チャーシュー」!
これまた、最近の主流はめっちゃ脂身が多くて味が濃い目のチャーシューですが、宝家さんのチャーシューは、脂身と肉のバランスが良く、肉の部分にまったくパサつきが無い絶品チャーシュー。脂身を頬張りながら「トロトロですねえ」と仰る方がよくいらっしゃいますが、脂身だから当然ですね。高度なチャーシューは、肉の部分を如何に柔らかく仕上げるかにこだわっています。
ということで高度なチャーシューに感動して「お持ち帰りたいカタチ」!
お持ち帰りチャーシューは基本的に予約が必要ですが、問い合わせが多く、ここ最近は少し余分に作っていたみたいで飛び込み購入させていただきました。ありがとうございます!うひー!おいしそう!
これからハイボールと共にいただきます!
今日はめちゃウマありがとうございましたのカタチ!
またお伺いさせていただきます!