2022/07/01追記 「Cafe pak-pon」は2022年7月1日(金)から「砂町食堂」へと名称が変更されました。記録のために、こちらのタイトルや文中の店名表記はそのままにしておきます。
南砂一丁目の住宅地のど真ん中、まさかこんなオシャレステキな一般開放社員食堂があったなんて!
Cafe pak-pon(南砂1-9-23-2F)
本日のメニュー「A 台湾まぜそば」(1000円)
「Cafe pak-pon」は、2000年9月設立、昨年の年商14億5千万円、商業施設・オフィス・住宅・文化施設展示会におけるインテリア・エクステリア空間の施工を手掛ける「株式会社セットアップ」の一般開放社食です。
株式会社セットアップは、一級建築施工管理技士の代表取締役を筆頭に、大工さんの取締役や建具職人の制作スタッフ、一級建築士の設計スタッフ、元美容師の木工職人など、デザイン、設計、制作、施工、果ては不動産管理に至るまでをそれぞれの専門家が担当し、多岐にわたる複雑な業務をシームレスに繋いで、スピーディーにクオリティの高いクリエイティブを生み出し続けている超絶優良施工会社。これまでの施工例は以下の企業サイトにまとめられています。いや、コレもちょっとスゴイですよ。多分アナタもご存知の、あの建物はこの会社が…。ということで、一見の価値あり。
そして、社員食堂の運営会社は、不動産事業、飲食事業、レンタルスペース事業を営む「株式会社ドアーズ」。主要経営者陣に株式会社セットアップの取締役の方々が入っていて、代表も同じ方です。
2019年に「いつもカップ麺や激安スーパー(OKかなw)のお弁当ばかりで栄養の偏った社員に、健康的で美味しい食事をと開設」した社員食堂が誕生。一般開放されたのは、おそらく2021年11月8日のインスタグラムの初投稿と同じ時期だと思われます。
と、背景はここまでにして、南砂一丁目のTwitterアカウントでは、江東区内の一般開放社食(行政施設も含む)をいくつかご紹介してきました。大抵は「一般に開放しています、お気軽にどうぞ」と謳っていても、まず、エントランスから入りづらく、オーダーの方法や片付けのルールが会社によって異なり、気軽に利用出来るとは言いづらいのが本当のところ。
■東日印刷株式会社の社員食堂
■株式会社ニイチクの社員食堂
■東京税関本関の職員食堂
ご安心ください、「Cafe pak-pon」も、初見の方はとても入りづらくなっております(歓喜
住所を頼りにそれらしき場所に到達すると、そこは住宅地のど真ん中。かろうじてSet upと書かれた看板が見えます。その横の無機質な外観の建物が今回の目標です。1階にフォークリフトが格納されてますね。
まず最初に、取っ手もノブも無い黒く巨大な金属の扉が待ち構えています。今回は扉の前に小さく「Cafe pak-pon」と書かれたデザイン立て看板がひとつだけありましたが、普通は「今日のメニュー」とかの立て看板もあったり無かったりします。
取手の無い扉は引けないので押しましょう(あたりまえ
入ってスグ左手に、おそらく初見者用の立て看板が2枚、置いてありました。1枚目には営業時間と本日のメニュー、2枚目には「奥の階段で2階までお越し下さい」と書かれています。
奥に階段が見えますね。
いいんすか、いいんすか、行きますよ、登りますよ、と呟きながら自分を励ましつつ、階段を上がって行きましょう。
ハイ、たどり着いた先がこちら。
ひゅーーーー!めっちゃかっこいい!ちなみに、この写真の左手はガラスの壁を隔てて向こう側に整然とデスクとPCが並ぶ超かっこいいオフィスになっていました。
社員の方々は、まず階段横のカウンター前で、慣れた手付きでサラダ、ご飯、スープをトレイに乗せていきますが、初見で不安な方は、中央部の厨房カウンターにいるスタッフの方に「一般利用です」と、声をかけてみてください。めっちゃ優しく丁寧に親切に色々教えてくれます。コレもう何度も書きますが、めっちゃ優しいシェフさんでした。
さて、みんな大好き一般開放社食の配膳手順、行ってみよー。
カウンターの右下に木製のトレイがあるので1枚取ります。右手から、サラダバー、ご飯、スープが並んでいるので、お好みの量をセルフで取ります。サラダバーはビニール手袋が用意されているので、必ず使用してください。
三点セットをトレイに乗せたら、中央カウンターへ進みます。副菜の小鉢もお好みで取ってください。今日は冷や奴でした。
下階の立て看板にも記載されていましたが、中央カウンターのミニホワイトボードにも「本日のメニュー」が書かれています。本日のメニューはいつも2種類。今回はAの「台湾まぜそば」をオーダーしました。
提供までちょっと時間がかかるとのことで、トレイを持って着席しました。ソファー席が超良い感じ。
まあ、もうサラダもスープもご飯も手元にあるので、まぜそばが来るまで黙々と食べ始めましょう。そうしましょう。
スープ、めっちゃおいしい(;;)
ドリンクバーも中央カウンターにありますので、こちらもセルフでどうぞ。今日は、アイスコーヒー、グレープフルーツジュース、野菜ジュース、冷たいお茶がありました。奥にはホットコーヒーも用意されています。至れり尽くせり。実は、座っていたらシェフ自ら冷たいお茶を持ってきてくれて、大変恐縮しました。めっちゃ優しい。
程なくして出来上がった台湾まぜそばを、また席まで持ってきてくれました。大変恐縮&大変うつくしい!そして、めっちゃうまそう!
即完食、ごちそうさまでした!大変おいしゅうございました!
食べ終わった直後、なんとシェフが自ら試食用に小さくカットしたブルーベリーレモンタルトを持って席まできてくれました。「実は昨日この建物の裏にテイクアウトカフェをオープンしまして…」「はい!昨日オープン日にさっそく行きました!」「あ、そうだったんですね!」というやりとりが。
そうなんです!実は6月1日(水)にオープンして、私がTwitterでやいのやいの騒いでいた「砂町珈琲」(南砂1-9-7)は、この一般開放社員食堂「Cafe pak-pon」(南砂1-9-23-2F)の運営会社である株式会社ドアーズの最新店舗でした。
このサイトのトップ画像の方が、今日、めっちゃ優しく親切にしてくれた松本シェフです。
そして、「Cafe pak-pon」の階段の上には、見覚えのあるタッチの壁画が。
伏線逆回収。気持ち良いー。
ホットコーヒーを紙コップに注いでいた際、「あ!こちらのコーヒーは砂町珈琲のものとは違いますよ!あちらはレベルが違うので…」と教えて頂きましたが、なんの、こちらのホットコーヒーも大変おいしかったです。しかし、そういう趣旨の声がけって、相当な気配りの意識がないと中々出来ないものです。このシェフ、タダモノではありません。
図々しくいただいたブルーベリーレモンタルトも完食。食器の片付けは「社員以外のお客様は、食器をテーブルに置いたままで良いですよ」とは言われましたが、流石にケーキ皿とドリンクカップは中央カウンターに片付けさせていただきました。
最後に中央カウンターでお会計。これでたった1000円は本当にヤバい。食堂を褒めちぎっていたら「ご近所のお客様が常連になっていただくこともあって…」って、そらそうでしょーよ!近所にこんなステキ空間と超絶美味食事が楽しめる上に超優しいシェフが居たら確実に通います。
帰りに「砂町珈琲」に寄って、「カフェラテ」(450円)と「シュークリーム」(250円)をオーダー。先程「Cafe pak-pon」に行ったことを伝え、会社と社食を褒めちぎってきました。
そして「厚焼き玉子サンド」の厚焼き玉子と、「コロッケサンド」のコロッケは「Cafe pak-pon」のシェフが作ったものを使用しているとの情報をゲット。なるほどなー。
新しく素晴らしい情報がてんこ盛りになった上に、個々の情報が有機的につながって、久々に超楽しい1日となりました。
今日お会いできた皆様、本当にありがとうございました。感謝します。
そして「Cafe pak-pon」の情報を提供してくれたご近所のnさん、超感謝です!「お子様連れでも歓迎しますよ」とシェフがステキな笑顔で言ってくれたことも合わせてご報告しておきます。是非お時間ありましたら行ってみてください。