富岡・トラットリア ブカ マッシモ「生ウニのオイルパスタ」

グルメ

5年連続ビブグルマン・門仲・路地裏・トスカーナ

トラットリア ブカ マッシモ(富岡1-24-11)
生ウニのオイルパスタ(2300円)

青森県産とのことなので多分キタムラサキウニ。ソースの濃厚さに負けないスパゲットーニ。旬のものなのでメニュー非掲載。朝ツイの伏線回収済。超美味。

ランチタイムにお伺い。カメリエーレ、カメリエーラのお二人がホール。声の穏やかな控えめタイプと動きにキレのあるチャキチャキタイプ。控えめタイプの方に担当していただきましたが、料理の説明が言葉少なく、ランチタイムのパタパタ感に引き止めて色々聞くことも憚られ、ちょっと残念。

アペリティーヴォは「シチリアのヴェルモットリキュール」(880円)。シチリア産のブラッドオレンジジュースのカクテルです。ベースワインは黒ブドウのネロダーヴォラと表記されていました。

提供されるお料理は、基本的に一皿2ポーションと考えておいた方がいいかも。ハーフオーダーも可能なので、お一人様は都度相談しましょう。さすがにセコンド・ピアットは一瞬悩んだので、ハーフも出来ますよ、と言って頂いて変更出来たのですが、ホールで頼んだアンティパストの皿の大きさを見てちょっと怯みました。

グリッシーニが一本入ったブレッドバスケットがこちら。ちなみにコペルト(500円)です。

こちらは「初鰹のカルパッチョ」(1800円)。旬のものなのでメニューには非掲載です。

トマトの鮮やかな赤!クレソンの瑞々しい緑!脂の乗った新鮮な鰹!これは誰が見ても惚れ惚れしますよね!どこまでも完璧。もちろん美味。というか、お皿のデザインも素晴らしい。

ワインは「マルケ・ヴェルディッキオ」(1100円)をオーダー。これが後に今日の大正解となります。

プリモ・ピアットは「ウニのオイルパスタ」(2300円)。こちらも旬のものなのでメニューには非掲載です。

オーダーしたときに「青森県産のウニの(モゴモゴ)パスタ」と聞こえたので、本当は違う名前かもしれません。別のテーブルでは「青森県オー…」と聞こえてきたので、多分大間産です。ウニの種類も聞けませんでしたが、色の薄さから「キタムラサキウニ」と推測しています。

私は、スパゲッティは太ければ太いほど美味しいと思っている人間なのですが、出てきたのは大好きなスパゲットーニ。そして、その太さに負けない濃厚なウニのソース。もちろん味はサイコーです。そして、ヴェルディッキオがドンピシャでした。料理とワインの相性がビシッと合うときには舌の上で味が瞬間的かつ劇的に変化するのですが、一口目でそれが起きた時に、わー生きててヨカッタと思いました。至福のひととき。

セコンド・ピアットは「国産牛ホホ肉と黒こしょうの赤ワイン煮込みインプルネータ風(ハーフ)」(2000円)。

料理選択的にちょっと失敗しましたが、もちろん美味至極。瞬時に肉とパンが消費されます。

既にお腹は一杯ですが、まあ、ここまで来たら、ドルチェも行かないとですよね。

「カラメルプリン」(770円)と「エスプレッソ」(330円)。

ごちそうさまでした!大変おいしかったです!

お店の決めた強制セットコースは無く、すべてアラカルトで提供しているのは、常連さんの意見を汲んで、とのこと。トスカーナの街をうろついている感じでメニューを選べる感覚はとても楽しかったです。今回はちょっと途中で迷子になりましたが。

最後に、こちらがなかなか見ることの出来ない、ミシュラン掲載店シールの5枚連続貼り付け現場です。お店のドアの内側に、最初は目立たないよう控えめに結構右下に貼っていたらしいのですが、翌年にその上に、さらに翌年またその上に、と5年連続でビブグルマンに選ばれた結果、そろそろ人の目線に届きそうな位置になっていました。すごいですよね。表からは見れません。

色々食べたいものも見つけられたので、必ずまた来ます!