このお店、タダモノではない。
ちゅうかの家 へそまがり(大島7-1-17)
エビチリ(1200円)
カウンターには、ミッドセンチュリー期(1960〜70年代)の回転式カウンターチェアがずらりと並び、丸角のメラミントップテーブルも天板に欠けひとつなく現役。テーブル席にはスクールチェア風の同型椅子が揃い、統一感が見事です。
天井にはスポットライト型のダクトレール照明、床は削り木目調のフローリング。窓は上部が透明、下部は縦の凹凸が入った型板ガラスで、外からの視線を遮りつつ柔らかく光を取り込みます。壁は塗り壁風のクロスに、煤けたような薄汚れが適度に残されていて実にクール。


ここまで内装を徹底して揃えるのは至難の業。レトロ家具好きなら一度は堪能してほしい、まさに「昭和のアメリカン幻想ジャパニーズ中華ダイナー」、ややこしや。
と、興奮冷めやらぬまま、エビチリ(1200円)ライス(120円)餃子5コ(350円)をオーダー。
こちらの「エビチリ」は、トマトの酸味が程よいアクセントになり、食欲を直撃します。








そして、気づいた? オフホワイトのメラミントレイの縁が所々少しだけすり減って黒い樹脂の地が露出しています。その“味”がまたシビれるんよ。

ごちそうさまでした!




いやー、いいもの見させてもらったわー。