1994年創業。どの料理にもひと工夫の“こだわり”が光ります。
割烹・居酒屋 かざん(北砂6-1-30)
牛タン鉄板焼定食(1,500円)
北砂は住宅と商業が混在する街。その一角、砂町銀座の近くで通りから少し奥まった場所に「かざん」はあります。新鮮な魚介をはじめ、焼き鳥、つくね、刺身盛り合わせ、煮物など、和の定番を丁寧に提供するのが特徴。仕入れによって内容が変わる刺身盛り合わせは特に人気で、「その日の旬を感じさせる一皿」を季節ごとに楽しめると評判です。
地元民に愛され、お店は30年以上続いています。以前はランチ営業はなかったと記憶していますが、2024年12月からランチを始めていました。



生姜焼定食(950円)やサバ味噌煮定食(950円)といった定番に並んで、牛タン鉄板焼定食(1,500円)があり、気になって注文。日替わり定食のバターチキン唐揚カレー(900円)も大変興味がありますが、次回の課題。
牛タン鉄板焼定食(1,500円)がこちらです。




食べ進めるうちに、メイン皿にも小鉢にも、他店では見られない“ひと手間”が必ず添えられていることに気づきます。
まずメインの牛タンには、胡麻や葱をカリカリに揚げた薬味フレークが添えられ、牛タンの上にのせて食べると香ばしい風味が広がり食欲を刺激。こんなん初めて見たなあ。ウマい。

温玉には煮イカが添えられており、まろやかな黄身に旨味が重なります。これも初めて見た。割烹っぽいよね。

お味噌汁は油揚げにとろろ昆布入りで、こちらも旨味がさらに広がります。

小鉢のひじきには白滝が加えられ、白滝が出汁を吸ってしみじみ美味しい。

ご飯も炊き加減がバッチリ好みでした。うまい。大盛り無料でおかわりは100円。すばらしい。


全体を通してかなりの「技巧派」という印象。すごい。これはぜひ他のメニューも試してみたくなります。
ごちそうさまでした!おいしかったです!
「割烹のお店がランチをやってたら何も考えず飛び込め」という南砂一丁目の名言がありますが、今回もその正しさが証明されました。よきかな。


