平野・Ginger. tokyo「ポークジンジャープレート」

グルメ

清澄通り沿いの異世界書斎的人気カフェ。

Ginger. tokyo(平野1-8-1-2F)
ポークジンジャープレート(900円)

手の消毒と検温を終えると「カウンターにしますか?テーブル席にしますか?」と聞かれ、しばし悩むと「カウンター席は窓際で、置いてある本も読むことが出来ます」と説明され、迷わずカウンター席へ。

清澄通りに面した側に広い窓があり、その前に椅子が6脚。3組の客が座れるようになっています。窓に向かって左奥にはテーブル席もひとつありました。5mほどのカウンターとその両脇の本棚に、様々なジャンルの本が並んでいます。

窓からは清澄通りを見下ろすことができて、通りの向こうには「清澄長屋」と呼ばれる90年以上も前に建てられた旧東京市営店舗向住宅が見渡せます。その向こうに、清澄庭園の木々が見えています。

「清澄長屋」は、1928年(昭和3年)、既に清澄通りを路面電車(後の都電)が走っていた頃に建てられた、1階が商用スペース、2階が居住用スペースとして設計されている長屋形式の建物。6~7世帯が1ユニットで清澄庭園と清澄通りの間に合計48世帯が横並びに建てられています。

今日は3月10日。今からちょうど77年前の1945年3月10日に、米空軍による東京大空襲が行われ、第一弾は深川に落とされ、一帯には大火災が発生しましたが、「清澄長屋」は内部が燃えたものの建物は崩壊することなく、すべて残りました。関東大震災の後に建築されたため、相当な防災対策が施されていたとのことです。

多種多様な本に囲まれつつ特徴的な建物を見渡すことのできるカウンター席にしばらく座っていると、ここが少しだけ世界軸のズレた異世界の書斎のように思えてきます。

代表的メニューのポークジンジャープレートは、生姜が効いた豚の脂が甘くてご飯がどんどん進みます。おしゃれなカフェですが、結構このプレートはガッツリ系で非常に満足出来ました。熱いコンソメスープもおいしかった!

ごちそうさまでした!次はタコライスかバタチキカレーが食べたいので、また来ます!